看護している相手の口内のケアを怠っていませんか? 食べ物をとっていないから平気だ、なんて思っていませんか?入れ歯だけ洗っておけば平気だ、なんて勘違いしていませんか? 口の中が悪いと病気も治らない可能性がでます。歯・歯茎・舌の手入れを怠り歯垢を放っておいた場合の歯の状態は最悪です。

まず、噛み合せの良しあしにより脳の調子も変わってきます。噛みあわせが悪いと噛めません。噛むという動作は脳と深く密接した関係にあって、痴呆病防止になったり、記憶力を良くしたりします。そして、更には口臭がひどくなり、家族や、身近にいる人達はあまり近よらなくなったりして、どんどんコミュニケーションが薄れてきます。

高齢者の場合には、特に考慮する事があります。コミュニケーションが薄れると痴呆病になっててしまうのです。一般的な病気の場合でも、高齢者には多くの特異点があることが知られています。

高齢者の有病率ですが高齢者の半数は何らかの病気になっているのです。義歯そのものは基本的には変わりませんが、患者が全身的疾患にかかっていたり、生理、病理面でも、心理面でも外部からの要因に極端に反応することが多いのです。

高血圧、心筋梗塞、狭心症、多くの心不全など既往歴のある場合は診療中に突発事故になることもあります。甲状腺機能障害、副腎皮質ホルモンの投与者など重篤なショック状態になることも考えられます。

「入れ歯に既往症が必要か」術前申告の重要さを考慮すべきです。
口腔内に限れば、高齢者になればなるほど、義歯補綴の条件は悪化します。

加えて不安心理も増幅される事が考えられます。 顎骨の吸収が大きくなり、粘膜の弾力性が減退する、筋肉組織の運動が鈍る、 顎の関節がゆるくなる、唾液の分泌が少なくなり乾燥する、 口腔内の僅かな傷に対しても治癒率が低くなるなど、若いときに比べ非生命力化の傾向が強くなります。

義歯を入れて噛むことで頭脳、 身体ともに老化が遅れると考えられます。 「総入れ歯」の未装着は時には顎関節症の引き金になったり痴呆の早期化や多くの全身症状の元凶となります。 機能面、心理面などから不安感を取り除き、 幸せな入れ歯人生を送って下さい。

 


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