髪の毛はどのような役割を果たしているのか
1 大切な頭部を、衝撃や直射日光から守る
2 体にある害のある水銀などの金属を体外に出す役目

毛の仕組みはどうなっているのか
髪の毛は爪と同じく皮膚が変化したもの。髪の毛が成長するのは、血管から栄養を受け取った毛母細胞がどんどん分裂して角化して髪の毛を上へ上へと押し上げるからです。髪の毛の外側はちょうどタケノコの皮の用にキューティクルが何重にも重なって内部を守っています。頭髪は、ケラチン、ミネラル、色素、脂質などで構成されています。一本に髪は、主に3つの層に分けられていて、一番外側がキューティクル、中間が本体 にあたるコルテックス、内側がメディラと呼ばれています。

キューティクル
・ 平らな細胞がウロコのように重なっている層で、毛髪の表面を覆って、毛髪内部の毛皮質を守る役目をしています。

コルテックス
・ 毛髪の大半を占める層で、髪のツヤやキメを守ります。繊維質のプロテインであるケラチンと、髪の色の素となるメラニンとフェオメラニンといった物質で構成されています。

メディラ
・ 毛髪の芯に当たる層で、細胞同士の結合が弱く、多孔性の構造をもっています。一般には、太い髪にはこのメディラが二層以上ある場合が多く、細い髪はメディラが一部しかない、もしくは全くない場合が多いと言われています。