Brushing
  ブラッシングにはちゃんとした目的・必要性があります。「私は髪の毛短いか ら、ブラッシングなんて必要ない。」なんて思っている人は大間違い!

ブラッシングのポイントは、前から後ろへ。左から右へ(その逆も)と全体に まんべんなく毛流れに沿ったり逆らったりして、50回程力を入れずにとかす。 そして、必ず髪を濡らす前、"濡らす前に"行う。濡れている髪は最もデリケ ートで傷みやすい状態。髪の表面を覆うキューティクルが膨張して少しの刺激 でも、大きなダメージになってしまいます。よく、シャンプーの泡をつけたま まブラッシングすると、手で洗わなくてすむし、汚れは落ちるし、地肌もソウ カーイで一石二鳥!」なんて気がするけれども、全くの勘違いで、かえって髪 は傷み、パサパサになってしまいます。

Shampoo
  洗い方のポイント >>
シャンプー剤を頭に塗布する時は、必ず手の平にとって両手で少し泡立 ててから髪につけること。 ゴシゴシ洗いは絶対にしないこと! 塗れている髪は非常にデリケート なので、とにかく爪を立てずに指の腹を使って髪を洗うというより、頭 皮をやさしくマッサージするつもりで洗う。

2度洗いについて >>
基本的に毎日髪を洗っている人は1回でいいけれども、2.3日おきや整 髪料をたくさん使う人は、2度洗いが良い。(2回目のシャンプーの量は 1回目の半分ぐらいで。)

すすぎのポイント >>
時間をかけてすみずみまで泡が残らない様に、丁寧に洗い流す。 この時のすすぎ残しが、毛穴に残り毛根の呼吸を妨げ、抜け毛やフケの 原因につながってしまう。

Rinse
  リンスとはホコリや汚れ、紫外線などの外部の刺激から髪を守る働きをしま す。シャンプー後の髪の表面はキューティクルが開いた状態なので、非常にデ リケートで傷つきやすいのです。そこへリンスが薄い膜を作って保護してくれ るというわけです。基本的にシャンプーしたらリンスは必ず。逆にシャンプー してない髪にリンスしても全く意味はありません。

リンスのポイント >>
シャンプーの後十分にすすいだら水分を少しきり、これもシャンプーと 同じように手の平にとってから髪全体につけます。ここからが肝心で、 シャンプーは地肌をマッサージするように洗いますが、リンスは地肌で なく髪の毛にまんべんなくのばしす。トリートメントの時のようにタオ ルなんか巻いたりしないで、リンスはすぐに洗い流してOK。

すすぎのポイント >>
ゴシゴシと強く洗いすぎてはリンスの意味はないし、かといってとお湯 をかぶるだけもダメ! 適度な泡とヌルヌル感がなくなるまですすぎます。


Treatment
  リンスが髪の表面をコートしてくれるなら、トリートメントは髪の内側に作 用して栄養分を与えることが目的です。トリートメントは髪の内部にたんぱく 質を浸透させ傷んだ髪を健康な状態に近づけてくれます。 髪がフツーの状態ならトリートメントなしのリンスで十分。がしかしパーマや ヘアカラー、強い紫外線などで髪がパサパサという負担を感じるならトリート メントは必需品!その場合、3回のシャンプーごとに2回はリンス、1回はト リートメントの割合で週に2〜3回はトリートメントをするようにする。トリートメントも使い続けてこそ効果が表れます。

トリートメントのポイント >>
シャンプーの後水気をきった髪にまんべんなくのばし、3〜5分待つ。傷 みがひどい時はもう少し待ちます。またそのままにしておくより、熱い 蒸しタオルで頭を包んだほうがさらにトリートメントの浸透がUP!さ らに湯船につかるとスチーム効果も加わってよりよく浸透します!洗い 流しは、トリートメントの場合、髪の内部に栄養が浸透しているので、 よく洗い流したからといって栄養が流れてしまうことはないのでよく洗 い流します。


Towel Dry
  髪に負担をかけずに乾かす理想的な方法です。それでもゴシゴシ・バサバサと拭いてはいけません!頭全体をタオルでくるむようにして指の腹でマッサー ジして水気を拭き取ります。

Dryer
  ドライヤーの熱は髪の水分をうばってしまうので、髪も頭皮もパサパサなん てことになっていませんか?すると頭皮は潤いを取り戻すために皮脂分泌をさ かんにするので、毛穴が呼吸困難をおこして抜け毛の原因に。また毛髪はタン パク質でできているので、熱に弱く、美しい髪をつくる表面のキューティクル はダメージをうけてしまいます。ドライヤーはなるべく髪に負担をかけないよ うに使うこと。

使い方ポイント >>
ドライヤーを使う時はその前に髪の表面をコートし、水分蒸発をおさえ るトリートメントフォームやウォータースプレーをつけます。髪が熱を もたないようにドライヤーの風は髪から20cmぐらい離して、1ヶ所に 長い時間あてずに動かしながら使うようにする。温風と冷風を切り替え ながら使うのもコツ。