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インプラント治療は手術後の手入れが重要です。よって、 歯磨きをしない患者さんには絶対にインプラント治療は出来ません。歯を駄目にした患者さんの多くは、歯垢や歯石、歯槽膿漏、虫歯の放置など口内を不衛生にした結果、歯を失う事態を起こしてしまったという方が多いでしょう。その方々には、まずインプラントをお勧めする事は出来ません。「どうしても!!」という場合には、正しい歯磨き方法を何ヶ月か時間をかけて習慣付けて頂きます。経過を見て状態が良ければ施行ということになるでしょう。

また、アゴの状態があまり良くない人、さらには身体が健康でない場合も治療を見合わせる場合があります。さらに、寝たきりの方などは、通院や、衛生管理が大変なので家族や看護をされている人との相談になるでしょう。

インプラントのできる年齢は、アゴの骨の成長が止まる16〜18才頃から可能で、60才あるいは70才ぐらいまでが条件的に良い時期といえます。しかし個人差もあり、70才以上の方でも骨の状態が良ければインプラントは可能です。

インプラントの寿命は、ボーンフィットインプラントそのものは錆びたり変質したりすることはなく半永久的です。しかし、インプラント治療の必要な患者さんの多くは、口の中の衛生状態が悪かったために、虫歯や歯槽膿漏によって歯を失っています。

インプラントは虫歯にはなりませんが、歯磨きがうまくいかず、歯垢がついたままになっていると、天然の歯と同様、歯槽膿漏の状態になることがあります。インプラント治療を行う前に、口の中に残っている歯の手入れが十分できるようにならなければなりません。インプラントを望まれる患者さんは、特に口の中の衛生状態を良好に保つ必要があります。食後の歯磨きはもちろん、定期的な検査を受け歯科医師や歯科衛生士の指導に従っていただくことが長持ちにつながります。