インプラント
インプラントとは
インプラントとは、歯を失った部位の顎の骨(歯槽骨)にチタンやチタン合金でできた人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。
入れ歯やブリッジと違い外れてしまう恐れが軽減されるため、異物感なく食事をしたり話したりできます。
インプラントの構造
インプラント治療の流れ
カウンセリング・検査
術前検査として、CT・血液・心電図などの臨床検査、歯周病の検査を行なった上で治療計画を立てます。
1次手術
局所麻酔をかけた後、歯茎を切開し、歯槽骨にドリルで穴を開けてインプラント体(人工歯根)を埋め込みます。
2次手術
インプラント体に人工歯との連結部分にあたる部品(アバットメント)を取り付け、人工歯を装着します。
インプラントのメリット・デメリット
インプラントのメリット
- 義歯をしっかりと固定して歯根の機能を回復できるため、天然の歯と同様の咀嚼が可能
- 天然の歯とほとんど変わらない自然な見た目になる
- セルフケアは通常の歯と同じような歯磨きだけでOK
- 周囲の健康な歯に負担がかからない
インプラントのデメリット
- 保険適応外なので費用が高くなる(医療費控除の対象なので、負担が大幅に軽減される場合もある)
- 治療期間が長い(約4～6ヵ月)
- 手術後も定期的なメンテナンスが必要になる
- 手術が必要なため、全身状態が悪い方や、インプラントをする部位の歯槽骨が丈夫でない方は治療を受けられない場合もある
正しく歯磨きができていなかったり、定期的なメンテナンスを受けないと歯周病になることがあります。
食後の歯磨きはもちろん、定期的な検査を受け、歯科医師や歯科衛生士の指導に従って口の中の衛生状態を良好に保つことがインプラントの長持ちに繋がります。